れんとのABA療育の特徴
れんとの行っている療育ではASD児で一番の課題であるコミュニケーション能力の向上を主軸にトレーニングを行なっています。
セラピー中、お子さんがオモチャやお菓子を欲しがっている場面では「目が合ってから与える」「欲しいものを指差ししてから与える」「ちょうだい、という発声やサインが出てから与える」など(些細なことでも構わないので)相互のコミュニケーションの成立を繰り返しながらセラピーを進めていきます。
また、お子さんとの関わりの中で「子どもさんが心の中で考えている事(内言)を豊かに広げていく」ということも非常に重視しています。(内言の豊かさは「他者とのコミュニケーション」や「自己表現する力」に大きく関わっています。)
例えば子どもさんが課題を取り組んでいる際には(これ、ちょっとむずかしいなぁ)(あれ、パズル が一つ足らないぞ)と、お子さんが心で感じていそうな事を代弁し子どもさんが自分の思いや気持ちを表現する方法を伝えていきます。
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早期療育の利点
1. 「脳の柔軟性(可塑性)」
幼児期の脳は非常に柔軟で、環境や経験に応じて劇的に変化する能力があります。この時期に適切な療育を行うことで、脳の発達を最大限に促進し、長期的な効果を得ることができます。
2. 「発達の基礎を築く」
早期療育は、基本的なコミュニケーションスキルや社会的スキル、認知能力などの発達の基礎を築くのに役立ちます。これにより、子どもは後の人生でより複雑なスキルを習得しやすくなります。
3. 「問題行動の予防と軽減]
早期に介入することで、問題行動が発生する前に予防することができ、既に現れている問題行動を軽減することも可能です。適切な行動やスキルを教えることで、将来的な行動問題を減少させます。
4. 「家庭のサポート」
早期療育は、家庭全体にも利益をもたらします。親や保護者は子どもに対する理解が深まり、適切な対応方法を学ぶことができます。これにより、家庭内でのストレスが軽減され、子どもと家族の関係が改善されます。
5. 「社会的適応の向上」
早期療育により、子どもたちは社会的な状況での適応力を向上させることができます。コミュニケーションスキルや対人スキルを身につけることで、友人関係や学校生活での成功につながります。
6. 「学習能力の向上」
早期療育は、子どもの学習能力を向上させることにも寄与します。認知スキルや集中力、問題解決能力などが向上するため、学校での学業成績にも良い影響を与えます。